縮毛矯正

縮毛矯正

縮毛矯正

縮毛矯正とは

縮毛矯正とは、くせのある髪をストレートにする施術のことです。 従来のストレートパーマと縮毛矯正との違いは、熱を加えるか否かです。

縮毛矯正は薬剤を使って髪を柔らかくしてから、ヘアアイロンなどの熱を使って、 くせ、うねり、広がりなどをおさえてまっすぐな髪に仕上げます。

のばす際に表面のきめが整うため、サラサラツヤツヤな印象の髪になります。

縮毛矯正のメリット

ストレートに仕上がった部分については、半永久的にその状態を維持できます。

ねぐせが付きにくい、うねりがなくなって広がらす、お出かけ前のスタイリングが楽になるなど、 髪のお悩みから解放されることが大きなメリットだと思います。

「艶々の髪で外出が楽しくなった!」というお声を頂くこともあります。

縮毛矯正のデメリット

縮毛矯正は薬と熱を使う性質上、程度の差はありますが髪が傷みます。
これについては、髪質や状態に合った薬剤を設定して、水分量や温度などに慎重に気を配って、できるだけ髪を傷ませないように仕上げるのが美容師の責任だと思っています。

日常のダメージやホームカラー等によっても髪が更に傷むことがあります。 また、新しく伸びてくる髪にはくせがあるため、ヘアスタイルによってはその新生毛の部分が気になってしまうかもしれません。 3cm程度伸びれば新生毛をリタッチ矯正することができます。

デメリットとは違いますが、そもそも癖毛の方が似合う(ストレートにするのがもったいない)という方もいらっしゃると思います。

ビビり毛とは

髪に過度のダメージがかかってチリチリに損傷してしまった状態を、いわゆるビビった状態のビビり毛と言ったりします。これはつらいです。
この写真はウィッグであえて作ったビビりです。
時々「他店でチリチリになったから直して」というお直し希望のお客様がいらっしゃいます。
でもビビりは「直す」ことができないため、 できる限りの手段を使って傷んだ部分を保護しつつ、艶を補って見た目を整えるといった措置になります。
きれいになりますように!!と祈りながら可能な限りの補修をします。 その後はご希望であれば通って頂いて、髪を大事に保護しつつ、整えながら良い状態の髪になってもらいます。

ビビりの原因については、 施術の際の水分調整不足や、近年では酸熱の設定がアレだったりホームカラー等の傷みが蓄積していたりなど、考えられるものは沢山あります。 その見極めも含めて美容師の技術力というか上手いかどうかという話になると思いますので、 まったく他人事ではないので、大切なお客様の髪をビビらせないように本当に気をつけています。

縮毛矯正前の注意点

縮毛矯正の直前にヘアカラーをすると、より傷みやすくなります。 近い時期に染められる場合は、1週間以上開けて頂けると安心です。

縮毛矯正をする時に染ムラの影響を受けないようにするために、できればホームカラーは避けてください。

なお当店では、縮毛矯正とヘアカラーを同日施術するメニューもあります。この場合は同時に施術するのに適した薬剤を使います。

縮毛矯正後の注意点とケア

縮毛矯正をした日は、髪をきつく縛ったり濡らさないように気を付けて下さい。シャンプーも避けてください。 次の日からは普通にして頂いて大丈夫です。

翌朝はアウトバストリートメントを付けて頂くと良いかもしれませんね。 おうちでのシャンプートリートメントはCMCを補う効果のあるものが良いと思います。 ご自分の髪に必要な成分がよく分からない場合は施術を担当した美容師に尋ねてみてください。 私見ですが矯正好きな美容師は大抵ケミカルおたくなので、特にそこで買わなくても尋ねれば色々教えてくれると思います。

また、縮毛矯正をした後でカラーを繰り返すと髪がより傷みます。 いわゆる「戻り」と言われる状態になり、うねり、ぱさつき、広がりなどがでてしまいます。

縮毛矯正をされた方はできればホームカラーは避けて頂いて、可能であれば染めるタイミングについても美容師にご相談頂けると安心です。

熱や紫外線などの日常のダメージの蓄積でもうねりがでることがあります。 日常のダメージ対策については、サロンでのトリートメントがかなり有効ですが、おうちでのトリートメントもあなどれません。良さげな成分のトリートメントをお家でしっかりして頂ければ、艶や潤いをある程度維持できます。

ほどよいタイミングでリタッチ矯正をして頂いて、正しい方法でおうちでシャンプートリートメントやヘアアイロンをして頂ければ、きれいな艶髪を安全に維持して頂くことができます。

当店が気をつけていること

縮毛矯正も髪質改善も、薬を使う以上、程度の差はあれど(本当は)髪が痛んでしまうメニューなのですが、できるだけ傷ませずに、傷みを補修してより綺麗になって頂く、いわゆるダメージレスな施術を目指しています。

当店では縮毛矯正は最短で4時間の枠を頂いています。
お客様の髪質や髪の状態を把握した上で、安全な薬剤設定を行い、きちんと放置時間を確保して、適切な方法で乾かして、お客様の髪に次回の矯正への体力も残して、美しく仕上げるためです。

薬剤や矯正技術は常にアップデートしています。お客様のご希望や髪の状態によって、矯正の薬・還元剤を選んでいます。

2022年現在当店では、縮毛矯正は中性~弱アルカリ性の薬剤をメインに使用しています。

必要に応じて酸性やアルカリ性の薬も使いますが、ご自宅で洗っても綺麗な髪を維持してもらえるように、現在は特別な理由がない限り弱酸性の薬剤は使用していません。
「1回目はすごく綺麗だったのに3~4回目以降に傷んだ」というようなことにならないように、 今だけではなく、矯正を繰り返してもきれいな状態を維持できるように設定しています。

スタイルとしては、ツンツンしないように、伸ばしすぎずに自然なストレートになるラインを攻めています。

なおご希望であればもちろんツンツンなストレートにすることもできます。 その場合ももちろん傷ませないように心がけて仕上げます。